大川家具製作所

内装を手掛けていた前職で大川さんが家具製作を担当したことから、もっと家具作りに携わりたいと2009年豊中で大川家具製作所として独立。現在は箕面に工房とショールームを構える。木が好きで「本物の木（合板ではない木）」を使って作る家具が同社の醍醐味で、創業から変わらない魅力だ。シンプルで存在感のあるそれらは、反りや伸びのある木を綺麗に仕上げた試行錯誤の賜物。北欧のヴィンテージ家具などに見られる合板を使い大量生産の為に考えられたデザインを、癖を持つ木材で再現するなど「本物の木で作る家具」へのこだわりは少しもブレない。今後の展望を尋ねると「来てくれる方の期待を裏切らない家具作りを続けていきたい」と実直な答えをくれた大川さん。ご縁ある方からの依頼も多いそうだが、初めての方の相談にも丁寧に対応してくれるので、暮らしに溶け込む「ぴったりの家具」を作りたいと思った際は是非訪れてみてほしい。